残業代請求は簡単?
2018年4月15日

固定残業代制の残業代の考え方

制度の名称とは異なり、固定残業代制は時間に関係なく残業代を固定にできるものではありません。

内容を勘違いしていると不当に扱われていることに気付かずに、未払いが発生して損している場合があるので注意しましょう。固定残業代制の残業代の考え方は、給料を決める際に支給額の中にあらかじめ一定の残業時間を見込んで手当として含めておくというものです。

実際には短時間になっても減らされる心配はなく、見込み時間を超えれば固定残業代制でも追加の残業代の支給が必要です。この特徴から、見込み時間の範囲内に終わるように業務を効率化させたり、おおまかな支給額が分かるので資金計画を立てやすくする目的で導入するのが正しく、人件費を不正に削減するために用いるものではありません。

制度を適用するために満たす必要のある条件もあり、見込み時間は明確でなければなりません。支給額は基本給がいくらなのか分かるようにしてあり、就業規則等で従業員に制度の適用が周知されていることが条件で、満たしていないと無効です。

会社側は見込み時間を実態よりも長くすると基本給を圧縮できるので、各種手当や退職金の削減効果がありますが、長くし過ぎると基本給が最低賃金よりも少なくなって未払いになります。

また、働きすぎも問題になるので見込み時間として定義すると、その残業時間が常態化すると推測していると見られるため、労働基準監督局に労働環境の改善指示を受ける原因になります。

タグ:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です